やはり生駒山には何かある

      2023年6月24日(土)生駒山観測会  はねくら喜志

2023年6月24日(土)のUFO記念日、生駒山上遊園地にて15:00~17:00の予定でUFO観測会が開催されました。観測会にはUFO研究家の天宮清氏、地元瓢箪山に住むミステリー作家の大和幽鬼氏、漫画家にして昆虫雑誌記者のふじたいら氏が千葉県から駆けつけてくれました。
残念ながら、この日はUFOを見ることはできませんでした。それでも私は「写りこみ」を狙って、空に向けてシャッターを切り続けました。肉眼で見えていなくても写真には写ることがあるからです。
後日、撮影した写真をチェックしたところ、空に異物…と言うか微かな黒い点の類が写っているものが15枚確認できました。
画像はあまりに小さくて薄い「点」でしか無いため、フォトショップで自動レベル補正の(画像の明るい部分、暗い部分、中間色を調整して輪郭を浮かび上がらせる)処理をして何とか見えるようにしました。
あくまで見えにくいものを浮かび上がらせるための手法で、正確な形というわけにはいきませんが。この写真はUFOの存在を感じることのできる、コンタクティのMさんという女性に「パワーを感じるから」と撮るように促された方向を写したものです。

撮影場所は自然に囲まれた生駒山で、季節は夏。虫が写りこむことは予想していました。処理された画像は予想どおりで、写っていた異物、微かな黒い点の類の多くは虫っぽく見えますね。ほとんどは虫や鳥だろうとあきらめていた半面、何か引っかかるものを感じていました。

      なぜ、空をズームした写真にばかり写りこみが!?
                        解説板を設置されているのは世界的に著名なUFO研究家の天宮清さん
私が(写りこみを狙って)空の写真を撮る場合、30~50倍のズームをかけてシャッターを半押し(オートフォーカス)してから切ります。この日、140枚の写真を撮りましたが、参加者を写したものも26枚あるのです。風景や空も入っているのに虫の類は写っていません。
                         コンタクティのMさんに促されて撮った2枚目の写真(画像処理済)
                         浮遊物(微かな黒い点)が多い部分に絞って自動レベル補正をかけると
確かにズームすると、レンズに入る光を減らすため、普通に写すよりは暗くて見えにくいものが写りやすくなるのでしょう。ただ、画角は狭くなるし、カメラは山肌から離れた高い場所を向くため、そのエリアに虫がいてタイミング良く写るのは困難でしょう。
                            UFOの基地があると言われる龍光寺脇の道路から撮影
                                 四角で囲んだ範囲を拡大すると
何より、私は過去に3度、銚子の観測会に参加して500枚近い(そのほとんどに空が写っている)写真を撮っているんですが、同じような浮遊物が写っているものは1枚だけなんです。
                         上と同じ龍光寺脇です。もう一か所、タワーの左側の四角に注目。
                           四角の範囲を拡大したもの。「かぶと虫では?」の声も。
私は2016年~2018年、千葉県銚子市のUFO観測会に3度参加いたしました。この場では詳細は省きますが、いずれも夏休み最初の日曜日に合わせて開催されました。観測会の時間帯も、今回の生駒山と同じ15時~17時でした。地形的には内陸と海岸部で、標高にも違いがありますが、いずれも自然に囲まれた場所で、その地域で一番高い所にある観測地ということで、条件的には近いと思います。
参考までに比較してみますと…

生駒山観測会
2023年6月24日(土)15時~17時
生駒山上遊園地(標高642m)
撮影枚数140枚(空の写真は114枚)

銚子UFO観測会
2016年7月24日(日)15時~17時
撮影枚数91枚(空のみのズーム写真は62枚)
2017年7月23日(日)15時~17時
撮影枚数181枚(空のみのズーム写真は70枚)
2018年7月21日(土)15時~17時
撮影枚数221枚(空のみのズーム写真は61枚)
観測会場はいずれも愛宕山(あたごやま)山頂、地球の丸く見える丘展望館屋上(標高73.6m+16m)

銚子の観測会はイベント撮影がメインのため、写りこみを狙った空のズーム写真は少ないです。それでも建物の屋上での撮影のため、ほとんどの写真に空が写っています。でも、銚子の空には虫や鳥の類は写っていません。その地域で一番高い場所から水平以上の角度でズームをかけた範囲に虫が存在する確率は稀です。何より、これらの観測会以外でも私は風景や空の写真をたくさん写していますが、このテの浮遊物は写っていた覚えが無いのです。山肌から離れた空にズームをかけた時にだけ写る、この微かな黒い虫のようなものは何なんでしょう?
                           UFOの基地とつながっていると言われる龍光寺の上を撮影
                                  セミのような形をしたものが…
私は観測会が始まる30分以上前から空に向けて写真を撮り始めていました。114枚中、半分の57枚は観測会前に撮ったものですが、浮遊物が写ったものは(15枚確認したうちの)2枚だけです。残りの13枚は観測会が始まってから撮った57枚の中で見つかったものです。しかも観測会の挨拶が終わって、参加者の写真を写した後、最初に空を写した写真にいきなり浮遊物が写っているんです。
                       被写体を観測会の参加者から空へと切り替えた最初の写真から微かな黒い点が…
                           範囲をピックアップしてみるが、あまりにも小さくて…
これまで何千枚と写してきた風景写真には確認できず、銚子の観測会でも500枚近く写して1枚だけ。ところが今回の観測会では57枚のうち13枚に浮遊物が。4枚に1枚に近い確率で写りこんでいるのです。これは鳥や虫が偶然、或いは、たまたま写ったと言うには写り過ぎではないでしょうか?サイコロの目は振る回数が増えるほど、いずれの目が出る確率も本来の自然な確率、6分の1の確率に近づいていきます。銚子の500枚に対して1枚、それ以上に撮った風景写真で確認されていないということは、本来の確率的には「(偶然には)滅多に虫や鳥なんか写らない」ということです。こうなってくると、常識的な見解を当てはめるのはかえって無理があるようです。どうやら、その辺にいる鳥や虫というわけではなさそうですね。
実は、観測会前日、LINEで山野OUC会長は「今日は朝から何故か予感がしています。観測会では何かが起こると思っています」とコメントしているんです。そして、最も多く浮遊物が写りこんだ2枚の写真は、コンタクティの女性、Mさんが「パワーを感じる」と言って撮るように促された場所、方向に向けて撮影したものです。これらの直感を信じないわけにはいかなくなりました。
UFO研究家の天宮さんの見解では「(画像データを)紙に印刷すると「それらしさ」が薄れて、トナーで潰された像になりがちですが、これらはUFO群の1部を捉えたように思いました。昆虫類は低空活動体で小さいから、昔の六甲(での観測会の時)のように広角の視野に「高速物体」として映り込むことはあっても、何十倍も拡大した狭い視野に複数の昆虫が映り込むとは考えられません。ただ、UFOの類か?となると実証はできませんが。CBAの先輩の桑田力氏の論のように、また以前米国ででも捉えられた超高空静止物体のように「UFOとは地球の高空に無数が静止衛星のような状態で待機しているということを考慮すべきなのかもしれません」
天宮さんによると、UFOの中には超小型の記録円盤のようなものもあるそうです。また、昆虫は外骨格等、その特殊な生態から、宇宙から来たのではないかという説(昆虫宇宙起源説)もあるそうです。案外、虫の形態は小型の記録円盤として合理的なのかも知れませんね。
生駒山は関西では六甲山と並んでUFOの目撃が多い場所で「UFOの基地がある」とか「異次元とつながっている」とか言われます。今回の写り込みもそれらの兆候が現れたのではないかという気がします。
 
生駒山上遊園地 アクセス

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