2016年7月24日銚子に現れたもの

 UFOコンタクティーと子供たちの『ベントラ』が呼び寄せたものとは?
2016年の7月って…10年近く前の観測会の話を今頃…?と思うかもしれません。当時フォトショップをほとんど使えていなかったり、他の事件を調べていくうちに、唯一写真に写りこんだものの正体についてようやく推測が生まれたことから今頃となってしまいました(^ ^;)ゞしかも、まだ私が手に負えていない方面で展開します。
銚子のUFO遭遇例として、古くは1959年11月22~23日、UFO研究団体CBAの会員で当時、銚子気象台の技官だった原田忠衛氏とCBA会員の根岸邦明氏と御兄弟が地球展望台(後の地球の丸く見える丘展望館)と犬吠駅からUFOを目撃した記録が残っています。また、さらに遡ると1803年、銚子から利根川を隔てて5kmしか離れていない茨城県神栖市の舎利浜には『うつろ舟UFO伝説』が伝わっています。
2016年7月24日(日)銚子電鉄主催による『銚子にUFOを呼ぼう2016』UFO召喚イベントが13:00から開催され、15~17時までは展望館屋上においてUFO観測会を行うという運びでした。
私も観測会の2時間で91枚の写真を撮りました。そのうち、写りこみを狙った空のズーム写真は62枚。残りはイベント風景の撮影でしたが、そのほとんどに空も写っています。その中で1枚だけ多数の浮遊物が薄っすらと写りこんでいたのです。パソコンの液晶画面でよく見ればわかるのですが、プリンターの印刷には写らないくらいですf^_^;「何が写ってたんだろ?」とモヤモヤしながら4、5年放置していました。
ある日、この写りこみが何とか見えるようにならないものかとフォトショップを操作していたところ、

画質調整(N) → 自動レベル補正(A)

の操作で輪郭が浮かび上がったのですヽ(゜∀゜;)ノ フォトショップをお持ちの方は上の元の画像で試して見て下さい。同じようになると思います。
まだ上の方が暗くてよく見えないですね。そこで暗い部分を明るくして、闇に隠れたものを見えるようにします。今度は次の操作を試して見て下さい。

画質調整(N) → ライティング(L) → シャドウ・ハイライト(W) → シャドウを明るく(→100%)

これでかなり見えるようになったと思います。上の端の中央部分が最後まで放射状に暗いままなのが気になるところですが、それは後回しにして先に進めたいと思います。
まず、研究家の人やUFOに興味のある人たちによって真っ先に検討されるのが、飛行機、鳥、虫、凧やバルーン等の見間違いです。
飛行機は動いていますから、カメラを構えている時点でほとんどわかります。わりと音も聞こえますから。どこにでも現れそうなのが鳥や虫で、厄介そうなのが空気中の汚れの類なのですが…
私は銚子には4度訪れ、観測会が行われる前の年(2015年)にも254枚の写真を撮り、ほとんどが屋外での風景写真で空が写っています。しかし、どれも綺麗な空で浮遊物の類は写っていません。
そして翌年のUFO観測会、
2016年7月24日(日)15時~17時
撮影枚数91枚(空のみのズーム写真は62枚)
2017年7月23日(日)15時~17時
撮影枚数181枚(空のみのズーム写真は70枚)
2018年7月21日(土)15時~17時
撮影枚数221枚(空のみのズーム写真は61枚)
観測会場はいずれも愛宕山(あたごやま)山頂、地球の丸く見える丘展望館屋上(標高73.6m+16m)
観測会以外でも屋外の風景写真を中心に撮影、その大半に空も写っています。
しかし、自然が多く季節は夏であるにもかかわらず、鳥や虫の類は一切写っていないのです。何より私はこれまで何千(~万はいってないかな? f^_^;)枚と風景写真を写してきましたが、浮遊物が写りこんだのは観測会の時だけなのです。動画と違って瞬間的にシャッターを切る写真に偶然、虫や鳥が写る確率は極めて低く「まず写らない」と考えていいと思います。
私が撮った写真で浮遊物が写りこんだ写真は2016年の銚子の観測会での1枚と2023年の生駒山での観測会の十数枚だけです。
と言うか…過去の写真、旅行先や友人との写真、学校や会社、人が集まった行事での記念写真等に鳥や虫、空気中の汚れなんか写ってたことがあっただろうか?取り直しの原因は被写体が目をつぶったりやピンボケの場合がほとんどです。
写真家や記者は写りこみを恐れて何倍も写真を撮っているのでしょうか?数回シャッターを切るのはピントが心配だからです。そもそも、大気中の汚れやゴミといった人工的な浮遊物がそんな頻度で写ってしまうと言うのなら、写真や映像を用いたジャンル、カメラや8ミリ、デジカメやビデオカメラが今日のように商品化されていないのではないでしょうか?天体観測で心配なのは天候だけです。従って、鳥や虫、人工的な浮遊物や汚れが偶然写っているケースについては限りなく低く、無視して問題ないでしょう。





















では問題の画像に戻ります。微かに写る黒い点は何が写っているのか?手がかりは一緒に写っているピンボケの雲です。種類は積雲(わた雲)、高度は500~2000mの高さにあります。加えて、真夏の午後、晴天であることから、水蒸気が熱せられて比較的高い位置にあると思われます。実際、この写真は愛宕山の山頂にある地球の丸く見える丘展望館の屋上、標高200mの高さから仰角15~20度で撮影されたものです。わた雲の上の方が写っていますので雲の厚みも考慮すると1000~2000mの範囲と考えられますが、計算を簡単にしたいので1200mくらいの高さを仰角20度で撮影したものとします。これで三角法を使って撮影者から写っている雲の領域までの大体の距離が計算できますよね。撮影者は200mの高さから雲の高度1200mを見上げたのですからこの写真との距離は
撮影者と写真の領域までの距離 × sin20°(0.34202…)=(1200ー200) 
…まあ大体3000mくらいですね。
では、次の写真を見て下さい。
私の住んでいるマンションの6階(高さ16mくらいとします)から1.3km離れた高さ256mのタワーホテルの頂上部分を仰角10.5度くらい、銚子の観測会と同じ50倍くらいのズームで撮影したものです。
撮影者から屋上までの距離 × sin10.5°(0.18223…)=(256ー16)
…大体1317mくらいの距離で幅50mのビルが画角とほぼ同じくらいに写ります。問題の写真は2倍強の3km離れてますから横幅100mくらいの範囲を写していると思います。微かに見える黒い点の幅は画角の100分の1程度でしょうか?それなら直径1mくらいと考えることができ、これはカラス等の鳥の胴体にしては大き過ぎます。気になったのは浮遊物と雲の位置関係です。背景として写る時は輪郭がくっきりと見える積雲(わた雲)のほうがピンボケしていて、逆に暗い点、浮遊物の方がハッキリしているくらい。よく見ると雲のモヤで微かに薄くなってるようにも見えます。つまり、浮遊物の方が雲と同じ位置か、むしろ遠くにあると考えられ、浮遊物は先の予想よりもっと大きいことになります。さらに不思議なのは浮遊物が周囲の空より暗く写っていることです。7月24日、時刻は午後の3時過ぎ~4時前、方角はUFOコンタクティ武良信行氏が指示した東北東、南西から来る西日をまともに受けているんです。これは光(=電磁波)をほとんど反射していないことになります。では、ここからは画像処理して写っている物体の輪郭を浮かび上がらせてみます。
自動レベル補正によって輪郭を浮かび上がらせ、画面の暗いところを明るくしたもので、正確な形とはいきませんが、これで気になってた部分が見えるようになりました。パソコンの液晶画面をいっぱいに使ってよく見ればこのくらいの数写ってることが微かに確認できるのですが…これで何とか見えやすくなりました。
今度は、写っているそれぞれの部分を個別に拡大して補正し、見ていきたいと思います。
1と2は元の画像からは確認できず、画像処理の段階で生じたものとみなしていいでしょう。3の左端、真ん中の高さにある点と右上の(=4の左上の)角の近くにある点も、元の画像では小さな雲の塊のようなものが微かに見える程度なので画像処理で生じたものと見ていいでしょう。
3の下端の中央やや左に最も濃く写る黒い点、西日をまともにうけながらも光を反射しない直径1m以上あると推定できるこの塊はいったいなんなのでしょう!?
4の部分、最初は海辺の町、銚子だし、ウミネコみたいな鳥かなと、下端に微かに写ってるのもカモメに見えなくもないか…と f^_^; しかし、高度が1000m前後かそれ以上の高さと推定され、ごちそうにありつける漁港付近で海鳥やカラスが飛ぶ高度ではない。大きさも全然違う。雀が群れて飛んでいるところを下から見ると5、6のように濃い丸い塊が群れているように見えます。動きが少ない胴体部分が日中、上から照らされて黒く丸く見えるんですね。
ところがこの写真では西日をまともに受けていて、光が反射している方向から見ているのに周囲よりも暗く写っています。周囲よりも暗い領域が極端に小さくなっていくと肉眼では認識できなくなります。視覚において、網膜と脳をつなぐ部分は視野が欠けていて『盲点』と呼ばれますが気がつきません。それと同じ感じで肉眼では見えないけど写真にはちゃんと黒い点として「写りこむ」わけです。UFOは光(電磁波)を反射しないことでその存在を周囲に認識させないようにしているのかもしれません。UFO研究家の天宮清氏に相談したところ、メールで以下の見解をいただきました。
「『UFOは、光を反射しないことで周囲より暗くなるという単純な錯覚を利用して、人の目に認識されないようにしているのかも知れない』
この推測は、世界一流のUFO論壇において、十分批評に耐えうる理論に発展する可能性があると思います。UFOは「全面反射体」つまり光を反射する場合は「磨かれたジュラルミン」「鏡のような反射体」という具合に見え、それが「金属的」という印象を生みます。その一方で「光を吸収する黒体」というのが明らかに存在します。1991年9月29日、松原市と天理市で撮影された『黒丸』がまさにそうでした。
風船や金属球は表面が黒く塗ってあっても、太陽光線のもとでは必ず反射面ができます。しかし、UFOは山野OUC会長の表現の如く「ブラックホール」つまり光を吸収することで黒い、或いは「人の目に認識されない黒さ」というものができるようなのです。UFOの黒い色は光との関係によるものです。光を透過させれば完全に見えなくなりますが、可視光線の波長の領域だけを透過するのであれば、フィルムや※CCDなど可視光線より幅のある感光基盤には「黒い存在」となって写りこむのか、白とか赤とか青になるのか、このへんを突き詰めるには、まだ資料不足と言えそうです」
ー 以上、天宮氏のメールより ー
※CCD Charge Coupled Device(電荷結合素子)を略したもので、画像を電気信号に変換して取り出す半導体の素子のこと。大きさは縦横1cm程度で、基盤の目のような格子状に並んだ小さな画素(ピクセル)からできている。 ー キーエンス(KEYENCE)より ー
3~5の黒い浮遊物に加えて、私がずっと気になっていたのが7の画像、右端の中央下側に微かに写る小さな三角形でした。綺麗な形で並んでいて、自然のものとは思えなかったのです。手前の方の黒い点の形状、大きさから3の下側、5の左上のものと同種のものと思われます。ただ、この三角形に並んだ黒い点が全て同じ大きさだとしたら、ゆうに数キロは離れた距離の遠近でこれだけ見かけの大きさに差があることになり、黒点はかなりの大きさで、三角形の編隊の間隔も相当離れた位置関係にあることになります。その場合、この浮遊物の高度は2000m以上、距離は5km以上に見積もることになるでしょう。
OMC(大阪もののけサークル)の主催者であり、ライターでもある大和幽鬼氏は4の画像を見て直ぐに「それは龍ですよ」と指摘されましたヽ(゜∀゜;)ノ 大和氏は特殊な感覚に優れ、写真や動画に写る、撮影者はおろか研究家や編集者ですら気が付かなかった異質な存在をも見つけだしてしまうことがあるのです。ただ、写ったものの正体を完全に言い当てることはさすがに難しいようで、大和氏は銚子ではなく生駒山の観測会で撮影されたことを前提に判断されたようです。
観測会のあった生駒山上遊園地の側ら、東西に龍神信仰のお寺、白水山 龍光寺、八大龍王 光龍院があり、龍神ゆかりの地なので、その辺りも判断の手がかりになったのではないかと思います。大和氏はUFOを宇宙人の乗り物だとは思っておらず、異次元に起源をもつ別の存在だと主張されているのです。
この観測会にはUFOコンタクティの武良信行氏と藍上さんが参加されていて、参加者の子供たちを中心としたUFO召喚、「ベントラ」もありました。この写真も武良氏が指示した東北東の空を、写りこみを狙って撮影したものです。
今度はこれらが宇宙から来た乗り物ではないと仮定してみます。武良さんと藍上さん、子供たちのベントラは何を呼び寄せたのでしょう?
1959年、同じ場所で原田忠衛氏と根岸邦明氏は、当時CBAでも行われていたテレパシーコンタクトと言う、自分たちの想念を宇宙に発してUFOに呼びかける方法で、実際にUFOと思われる光体を呼びました。展望館でのUFO召喚イベントで行われたのも同じ方法だと考えられます。ただ、ジョージ・ハント・ウィリアムスンが「宇宙の訪問者たちは、心霊的手段で情報を受け取ることは危険で害があるために、そうした手段は用いるべきでないと特にハッキリ警告したのです…」と述べているとおり、1960年前後、一部のCBA会員がヴィジャ盤を使用して宇宙人以外のものを宇宙人と思い込んで交信してしまったように、交信機器を使用した場合とは違い、想念による呼びかけでは心霊的な手段と同じようなケースが発生し得るのではないかという疑念も生じるのです。熟練のコンタクティですらその可能性は完全には否定できないと思います。
そういう考えが浮かんでしまうのは、今回の写りこみに生物めいた有機的なものも感じてしまうからです。そういえば、銚子はUFOの街と呼ばれる以前から、妖怪の街でもありましたよね。ひょっとしたら、武良氏に藍上さん、子供たちのベントラは異世界から物の怪を召喚し、大和幽鬼氏はそれを感じて『龍』と指摘したのかも知れません。

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